2009/01/21(水)新Xacti 全機種HD化・横型も (実はDMX-WH1がすごい)

昨日の今日ですが、わくわくしてreloadばっかりしてました。15:40に更新されましたね。
new-xacti.png

各機種の仕様はこちら全機種ハイビジョン画質 「選べるXacti」 5モデルを発売 SANYOプレスリリース

・防水モデル含めて全機種HD対応、ハイエンド機種はFullHD(縦1080画素)
・初の?横型モデル

狙い通りエントリー機種でもHD対応してきましたね。昨今の状況から見て当たり前かもしれませんが。
細かいspecを見てみる。
クラス形状型番動画静止画ズーム
ハイエンドDMX-HD20001080p800万画素アドバンスト16倍
FMX-FH11
防水DMX-CA9720p900万画素光学5倍
DMX-WH1110万画素光学30倍
エントリーDMX-CG101000万画素光学5倍
ハイエンドモデルのほうが静止画の画総数が少ない。
これは搭載している撮像素子の画素数に依存している。
光学系を含めて比較してみると、やっぱりハイエンドモデルのほうが多少は余裕がある設計にはなっている。(特にレンズの差が大きい)
でも、DMX-HD2000/FH11とDMX-CG10を比べたときの一番大きな違いはCPUパワーだろうなぁ。撮像素子の画素数的にはFullHD(1080p)の必要数を大きく上回ってるけど、それをH.264にエンコードするためのCPUパワー(もしくはDSP)をケチったというのが差別化のポイントなんでしょう。
型番撮像素子1"あたりの画素数*1開放f値
DMX-HD2000810万画素 1/2.5"20251.8~4.7
FMX-FH112.0~4.3
DMX-CA9900万画素 1/2.5"22503.5~4.7
DMX-WH1110万画素 1/6"6601.8~4.3
DMX-CG101066万画素 1/2.33"2483.783.5~3.7
あと、DMX-WH1がいろんな意味ですごい。
110万画素って1184x888サイズよ?画素補完で1600x1200の静止画を撮影できることになってるけど「デジカメ」カテゴリでこの画素数はかなり冒険だと思う。
「ビデオカメラ」カテゴリでは実は高級機でも120万画素程度だったりする*2ので別に問題ないんだけど、画素数ばかりが注目されるコンシューマーデジカメカテゴリでこれを打ち出すのはちょっとすごい。
実際に画を撮るとなると、余裕を持った素子のサイズとハイエンド機に並みの明るいレンズのおかげでかなりよい性能が出るんじゃないかと思うんだけどね~

同じシリーズとして同時に発表されているけど、DMX-WH1だけはカテゴリが違う製品だと思う。ほかは多少なりとも「デジカメ」の意識が入っているけど、DMX-WH1だけは純粋に「ビデオカメラ」でしょう。

追記
impressの扱いを見るとAV Watchには載ってるけどデジカメWatchには載ってない。Xactiってあくまでデジカメから出発したブランドだと思ってたけど、最近はすっかりビデオカメラ扱いなのね。
specを見ると今でもデジカメ色が強いと思うんだけどなぁ。

*1 : 相対的な比較の意味しかない

*2 : それだけ画素数があればFullHDの解像度が得られるので