2007/05/07(月)疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女 (深見 真/ファミ通文庫)

isbn:9784757733459
疾走する思春期のパラベラム 灰色領域の少女 (深見 真/ファミ通文庫)

ようやっと裏の話が見えてきたかなってところ。
ところで「思春期の」というのがわざわざタイトルに入っているのに、思春期はおろか大学生・おっさんのパラベラムまで出てきてるんですんが。これの解説が次の話で何とかなってくれることを期待。

全体的に「ありがち」で、類似のほかのシリーズから抜け出るような要素が今のところ見えないってのが惜しい。

2007/05/02(水)十三番目のアリス 3 (3) (伏見つかさ/電撃文庫)

isbn:9784840238021十三番目のアリス 3 (3) (伏見つかさ/電撃文庫)
これも短編集……って、リリスとイリスの話が重いなぁ。
いままで単なるイヤキャラだったのに、なんか情が移ってしまうではないですか。この話と最期の短編(アリスと三月の話)が微妙に韻を踏んでいるのですね。

あとがきに「NGシーン」という話が書かれているのだけど、電撃文庫にもコードがあったんですね。わりと何でもありかと思ってた。
この話(露天風呂の)がコードぎりぎりだとすると、かなり手前のところにラインが引かれてるの?むしろスーパーダッシュ文庫のほうがゆるい?*1


いまさらだけど、作者のサイト見つけたのでメモ...
http://lunarlight.sakura.ne.jp/

*1 : 初恋マジカルブリッツとか

2007/04/29(日)タロットの御主人様。(七飯宏隆/電撃文庫)

isbn:4840238030タロットの御主人様。(七飯宏隆/電撃文庫)
設定の"ごく一部"がアレですね、確かに。
なんかイラストもアレspecになってますが。(主人公の絵に目が書かれていないあたり)
しかしこれ、タロットが憑依したのが男ってことにはならないんだよなぁ...きっと。

全体的に、挿絵と本文の描写がそぐわない部分があるのが残念。この手の小説の場合、本文執筆と平行で挿絵発注するらしいので仕方がないのかもしれないけど。
あと、カードを集める期限を「7日間」なんて短く切ってしまったのが謎。これでまとまるわけ?...と思っていたけど、序章を読むと「1年前」って書いてある。なんか考えてはあるのね。

続刊が出せるかわからないとあとがきに書いてありますが、何とか出してほしいですね。影ながら応援します。

2007/04/26(木)ネクラ少女は黒魔法で恋をする〈4〉 (熊谷雅人/MF文庫J)

isbn:9784840118248
短編集と書いてあったけど、最後のは結構長かった気がする。
この後大きく話が動くので小休止らしい。

このネタでほんとに話がうごくのか、ちょっと心配。
あんまり好きではないけれど、話の展開だけなら「死神とチョコレート・パフェ」みたいなやり方のほうがより明示的なので、書きやすいといえば書きやすそう。