2007/11/10(土)ガン×スクール=パラダイス!(穂邑正裕/集英社スーパーダッシュ文庫)

isbn:9784086303774ガン×スクール=パラダイス!(穂邑正裕/集英社スーパーダッシュ文庫)

学校の中で問答無用の銃撃戦がやりたかったという意図は痛いほど伝わってきた。
で、強引な設定はともかくなんだか楽しかったのでよしとする。

不満な点は、イベントの期間を3日間に設定してしまったこと。どうしても下校~リスタートが2回挟まるのでテンポが落ちる気がする。これは一気に一日で決着をつけてしまったほうが良かったんじゃないかな?
リスタートが入るおかげで美玖とのストーリーには多少余韻を持たせられているけど、ぶっちゃけこのストーリーは後付けな気がするので、むしろ爽快感を優先かなと思った。

2007/10/24(水)作家リンク集ぼちぼち書いてます

RSSじゃなくてWebサイトで見てもらってる場合、左のカラムにラノベ作家・挿絵家リンクというのがあるのに気づくと思いますが...
暫く何も書いてなかったんですが、最近地道に更新してます。
読書感想を書くついでにその作品の著者について追記する感じ。以前の分に遡ってまではいないので、今後の分だけ。

一応作品からのindexもつけてますが、膨大になるので作品名を全て網羅するつもりはありません。このblogで感想を書いたことがある作品ぐらいは載ってると思います。

2007/10/24(水)時載りリンネ! 1 (清野静/角川スニーカー文庫)

isbn:9784044732011時載りリンネ! 1 (清野静/角川スニーカー文庫)

冒頭数十ページ読んだあたりで、「ハルヒみたいなセカイ系+読子さん*1or文学少女な遠子先輩*2の話かー」とか、ちょっとやな気持ちになってたんですが、私が間違っておりました。
ジュブナイル小説と呼ぶにふさわしい素晴らしい冒険小説ですよ。
これが「奨励賞」なんだから、スニーカー文庫はやっぱ奥が深い……

ストーリーやキャラクターの魅力もさることながら、文章の体裁がとても作品の雰囲気にマッチしている。ラノベの作家ってその辺が微妙な場合があるのだけど、この作品は読んでいて雰囲気に浸れるというのがとてもよろしい。


「大賞応募作」にありがちな続刊問題だけど、この話はあらかじめ予定していたのか、それとも改稿がうまくいったのか、この先もストーリーが続けられそうなのも好印象。

*1 : READ OR DIE

*2 : 文学少女シリーズ