2008/09/30(火)IISで特定のアドレスだけbindさせる方法

どうもIISは何もしないと*:80でbindするらしい。
これが不都合な場合は以下のような対応を行う……と書いてあるが、まだ成功していない。

Windows Event ID 15005 from HTTP
他のプロセスがport80を使用しているとEvent ID15005が発生する。
イベントログで確認すること。
空きのIPアドレスがあったとしても、*:80が取れない場合に発生するようだ。

1. Windows2003 Server CDのTOOLSディレクトリにあるSUPTOOLS.msiをインストールしておく

2.disablesocketpoolingを設定する
参照: DisableSocketPooling (MSDN)
C:\Documents and Settings\don>cscript C:\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs set w3svc/disablesocketpooling true
Microsoft (R) Windows Script Host Version 5.6
Copyright (C) Microsoft Corporation 1996-2001. All rights reserved.

disablesocketpooling : (BOOLEAN) True
3. サービスからIIS Admin Serviceを再起動する
依存サービスとしてWorld Wide Web Publishing ServiceとHTTP SSLも再起動される。

4. Listenするアドレスを指定する
参照: HTTP および HTTPS の構成 (MSDN)
C:\Documents and Settings\don>"C:\Program Files\Support Tools\httpcfg.exe" set iplisten -i [IPアドレス]:80
HttpSetServiceConfiguration completed with 0.

これでもダメだ...

2008/09/19(金)SleipnirのセキュリティFIXが明示されていない

Sleipnir2.8.2が出た。
フェンリル、「Grani 3.5」「Sleipnir 2.8.2」を公開 (Internet Watch)
また、画像処理ライブラリのGDI+(GdiPlus.dll)について、最新版のファイルへの差し替えを行っている。
一応セキュリティ問題なんだけどね...リリースノートでもさらっと流してるよね。

「GDI+」の脆弱性、Windows 2000環境がある企業などで要確認 (Internet Watch)

それはともかく、「アップデートのチェック」を行っても更新が通知されないのはいかがなものだろうか。
sleipnir281.png

2008/09/16(火)ANAのシステムの件

〔速報〕全日空の国内空港システムで障害、復旧のメド立たず欠航便も:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080914/314775/

〔続報〕全日空の搭乗システムが暫定復旧、日付処理の問題が濃厚:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080914/314795/

うわぁ。という件ですが、記事にある"able-D"というのはUNISYSが絡んでいるシステムっぽいですね。

全日本空輸,脱メインフレームで70億円削減へ:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20070530/273051/

エアライン・パッケージソフトウェア「AirCore」- 2006年4月20日- 日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/news/NR_060420_AirCore.html

全日空システム企画株式会社
http://www.asp-kk.co.jp/businessfield/contents02_01.html

記事によると今はオープン系で構築する予定の次期システムへの移行期のようですが、トラブルを起こしたのは既存システムか新規システムか、あるいはつなぎの部分か。

ANA、システム障害の原因をほぼ特定:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070612/274537/?ST=solution

ちなみに2007年に起こしたトラブルもその辺みたいですね。
サービスを生かしながらの移行ってことで大変だと思いますが。