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タロットの御主人様。(七飯宏隆/電撃文庫)
設定の"ごく一部"がアレですね、確かに。
なんかイラストもアレspecになってますが。(主人公の絵に目が書かれていないあたり)
しかしこれ、タロットが憑依したのが男ってことにはならないんだよなぁ...きっと。
全体的に、挿絵と本文の描写がそぐわない部分があるのが残念。この手の小説の場合、本文執筆と平行で挿絵発注するらしいので仕方がないのかもしれないけど。
あと、カードを集める期限を「7日間」なんて短く切ってしまったのが謎。これでまとまるわけ?...と思っていたけど、序章を読むと「1年前」って書いてある。なんか考えてはあるのね。
続刊が出せるかわからないとあとがきに書いてありますが、何とか出してほしいですね。影ながら応援します。
とりあえずラストは「えーっ」とだけ言っておく。
護の成長と綾子とのかかわりを表現するためにこういう話に持っていくあたり、構成うまいなぁ。
短編集と書いてあったけど、最後のは結構長かった気がする。
この後大きく話が動くので小休止らしい。
このネタでほんとに話がうごくのか、ちょっと心配。
あんまり好きではないけれど、話の展開だけなら「死神とチョコレート・パフェ」みたいなやり方のほうがより明示的なので、書きやすいといえば書きやすそう。
来夏の話はちょっと泣きそうになってしまいましたよ。
一巻かけてあそこまで煽っておいてこう来ますか...
前の勘あたりまで来夏はどっちかというと邪魔者認定していたんだけど、この巻ですっかり情が写ってしまいました。どうしてくれるんだ。
ところでにゃみはどうした?と思っていたら、おまけに載ってました。しかしひどい(笑)
これ、本気でおまけですね。目次にも載ってないし。
次号はにゃみがもう少し報われることを祈りつつ。
ついに瞳子編完結。
ここまで地道に引っ張ってきた甲斐がありました。
たぶん、祐巳が薔薇様になるための、何かそういう転機なんだろうなぁ。