2008/12/04(木)VMwareのUSB2.0は結構遅い
結論、超遅い。
これではサーバの統合は難しいなぁ。
できれば統合後もHDDはUSB2.0接続のまま使いたかったんだけど。
VMwareのネットワークはまともにチューニングされているらしいので、いっそNAS or iSCSIにするほうがいいのかもしれないけど、NAS HEADなんておきたくないのにー
話が長いので、詳細は(続きを読む)で
前説
- とあるサーバをVMwareで仮想化したい
- ターゲットはWindowsXPで稼動している
- USB2.0でHDDが接続されており、ほぼすべてのデータがここにある
- CPUも使うが、DISKアクセスが特に激しい
テスト環境
(参考)現状はCeleon(Socket370/Coppermine-128K)1GHz/MEM 512MB- NEC Express5800 110Gd/MEM 2GB
- Host OS Windows XP SP3 Home
- Guest OS Windows XP SP3 Pro
- VMware Server Version 2.0.0 (122956 - 10/29/08)
- 適当なUSB2.0 HDDケースと適当なIDE HDD
- CrystalDiskMark 2.2 (500MB 1回試行)
接続方法
1. ホストOSにUSB2.0で直接接続し、CrystalDiskMarkを実行する2. VMWare Server1.08内のゲストOSにUSB1.1として接続し、CrystalDiskMarkを実行する
3. VMWare Server2.00内のゲストOSにUSB2.0として接続し、CrystalDiskMarkを実行する
4. 1. ホストにUSB2.0で直接接続し、Windowsファイル共有(SMB)でゲストOSからマウント、CrystalDiskMarkを実行する
5. 参考に、移行前の環境でもCrystalDiskMarkを実行しておいた
- ホスト~ゲストのネットワークはbridgeを選択
- USB接続のHDDはライトバックキャッシュをoffにしたまま(標準状態)
結果
測定項目 | 1. ホスト直結 | 2. USB1.1 | 3. USB2.0 | 4. SMB経由 | 5. 移行前 |
---|---|---|---|---|---|
Sequential Read | 28.029 MB/s | 3.905 MB/s | 10.427 MB/s | 25.573 MB/s | 33.206 MB/s |
Sequential Write | 26.546 MB/s | 3.841 MB/s | 9.581 MB/s | 8.493 MB/s | 23.564 MB/s |
Random Read 512KB | 11.988 MB/s | 3.718 MB/s | 8.765 MB/s | 24.958 MB/s | 20.253 MB/s |
Random Write 512KB | 15.751 MB/s | 3.820 MB/s | 9.447 MB/s | 7.973 MB/s | 23.365 MB/s |
Random Read 4KB | 0.176 MB/s | 0.246 MB/s | 0.291 MB/s | 4.078 MB/s | 0.419 MB/s |
Random Write 4KB | 0.753 MB/s | 0.326 MB/s | 0.740 MB/s | 0.477 MB/s | 1.305 MB/s |
SMB経由のほうが早いってどうよ?
まあ、数値を見る限り相当キャッシュが効いているみたいだけど。
書き込みのほうでぼろが出るよね。
ところどころ変な数値も出てるけど、まあ、気にしない。試行回数少なすぎだし。
移行前の環境はCPUの割りに速度が出てますが、これはUSB2.0のI/Fカードを別途取り付けたのがよかったのかもしれない。本体i810なのでUSB1.1なのよね。ジャンクで買ってきた2.0のカードを別途PCIスロットに取り付けてあった。