2009/02/20(金)Windows VistaでMMCスナップインのリモートデスクトップは利用できないものか
ところで、Windows環境ではリモートデスクトップをよく使います*1が、Windows Vistaに入っているリモートデスクトップクライアント(mstsc.exe)は「1接続1ウィンドウ」なので多数のサーバに対して接続して作業するときには画面中がウィンドウだらけになって困ります。
Windows XPの時は、Windows Server 2003に添付されている「MMCスナップインのリモートデスクトップクライアント」というのがありまして、是が非常に便利でした。
より実用的なサーバ・コンピューティングに向けて強化されたターミナル・サービス(後編) (@IT)
に写真が出ていますが、
・複数の接続を1ウィンドウで切り替えながら作業できる
・保存されている接続先の一覧が見やすく表示される
・コンソールセッションへの接続をコマンドラインオプションによらずに指定できる
などなど、ずいぶん便利でした。
ちなみに、このスナップインはAdminpak.msiとしてServer 2003のメディアに添付されている意外に、Microsoftからも入手できるらしいです。
ところが、VistaではこのMMCスナップインが使えません。
Windows Vista ベースのコンピュータに Windows Server 2003 管理ツールをインストールすると、インストール エラーと互換性の問題が発生する (Microsoft サポートオンライン)
とあるように、無理矢理インストールしてもまともに動かないようです。
RSATツールでWindows Server 2008をリモート管理する(@IT)
にあるとおり、Windows Server 2008ではRSATというツールを使うのですが、どちらかと言えばこれはAdminpak.msiに入っていたリモートデスクトップ以外のMMCスナップインに相当するもののようです。2008環境ではリモートデスクトップでターゲットにログオンして操作をするような野蛮な?方法は推奨されていないと言うことでしょうか。
しかし、困りました。
手元の端末がVista化している今日この頃ですが、サーバはまだまだ2003で動き続けることになると思うんですよね。なのにVistaでは従来の管理ツールが使えないというのは困ります。
あと、単純にMMCスナップインのリモートデスクトップは「高機能なリモートデスクトップクライアント」としても役に立っていたのですが。(どっちかというとこちらが切実)
なにか代替品はないんでしょうかね。