2010/04/26(月)小島監督のtwitter @Kojima_Hideo がうまく機能している件

KONAMI小島監督のtwitterがうまく機能している。
監督本人のつぶやきだけじゃなくて、熱心なファンの行動(例:「○○でグッズ購入しました!」)を積極的にretweetすることで「監督に認められた」感が演出され、ファンのさらになる行動を促している。

昔某企画で(twitterじゃないけど)そういうことをやろうとして、失敗した。
失敗の原因は、そもそもその企画への集客が不十分だったことと、ファンにとってもらうべき行動を十分に準備できなかったこと。ファンがとりそうな行動というのを予測して、事前に種をまいておいてあげないと、何も行動することがないまま企画が寂れてしまう。種まきがあからさまだと、それはそれで見透かされてしまうのだけど。


とにかく、ソーシャル系の企画を成功させるには、その母集団を十分に確保することが重要。あの手の企画はアクションを起こしている一般人を「見せる」事が重要なのだけど、何かアクションを起こしてくれるファンは(きっと)1%もいない。だから、とにかくある程度の母数を集めて、且つ、その少ないアクションを針小棒大に取り上げるという事をしないと、99%の参加者が離れていってしまう。
つまり、結局人通りの多いところで店を広げるのが重要と言うことになる。そうでなければ、よほどの大盤振る舞いで強引に人を集めてくるか。


まとめ
・ソーシャル系企画での一つの手法として「有名人に認められる感の演出」がある
・この手の企画を行う場合は以下の点が重要
 ・ファンの行動のはけ口を用意しておくこと
 ・十分に母集団を確保してから実行すること
 ・数少ない「勇者」はちゃんと目立たせてあげること

翻って、ソーシャル系のメディアやサービスを立ち上げる側の話。収入源としてタイアップ系の企画を念頭に置くことが多々あるけど、新規のメディアで企画を成功させるのは非常に難しいよねってこと。
いや、どれもこれも当たり前の話だけどね...