2007/10/25(木)「空気読めない」

プロバイダがやっていいこと悪いこと(山田祥平のRe:config.sys)
でもって
ソフトイーサ、「MobileFree.jp VPN実験サービス」を開始

softetherの中の人は確信犯でやってるんだよね。
そもそも「低廉な固定費で広帯域でモバイルでうはうは」なんてのは現在の技術では実現できないのはわかっていて、ISPやキャリアもそれを認めてるんだよね。
でも、「コストがかかるので高いお金払ってください」だけでは商売として成り立たないので、「あれとこれとそれを制限する代わりに安くさせていただきました」というメニューを出すことで、少しでも敷居を下げようと努力しているわけですよ。
んなもんISPもキャリアも妙な制限なんてかけたくないに決まってるじゃない。めんどくさいんだよ、そんなの準備するの。何のためにわざわざ手間かけてるのか。


そこをですよ、こう、softetherの中の人みたいに「出来るからやっていいんだよ」というノリでサービス化されちゃうともうこんなプランは続けられなくなるわけだよね。
もちろんそんな方法は今まででもいくらでも転がっていたわけだけど、サービス化までして訳知らない人にまで簡単に使えるようにするのってどうよ。
アングラな物はアングラなままであるからこそ存在を認められるんだよ?

softetherの中の人はネトランと同じぐらいに始末が悪い。
いや、ネトランの中の人はまだ、自分がヤバイネタを扱っているってわかっててやってるからいいけど、softetherの中の人はどうも自分の正義を信じて疑っていないようだから余計にひどいか。

社会人になりたければもっと空気読めるようになりなさい>softetherの中の人
それかL2VPNみたいな古典的技術じゃなくて、もっとまじめに革命的なプロダクト作りなさい。それぐらいでないと世間は許してくれません。

2007/08/18(土)自社だからってわけでは

自社データセンターのメリット (livedoorディレクターBlog)
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/50754264.html
▽ 仕様書や運用手順書なんて書かなきゃ良いんです!!
いや、それは自社のデータセンタだからじゃなくて、単に運用担当者が泣いているだけではないかと。自社であろうと、他社であろうと、誰かが手を抜いた(運用手順書を書かなかった)分を他の誰かが泣きながらカバーしているだけです。

仮に、自社データセンタのオペレータがトラブルを解決したにしても、オペレータの運用工数が増えているだけで、会社としてかかっているコストは変わらない(オペレータも社員なので)ですよね。
*1

*1 : ぶっちゃけオペレータのほうがエンジニアよりもコスト(月給)が低いという話もありますが...

2007/07/30(月)IM (Internet Message)

とりあえずメモ。
長年メールのincにIMを使っていたのだけど、ちょっと前にmew.orgのサーバが飛んだときにftp.mew.orgが廃止されてしまったようで、ソースが見つけられなくなってしまった。

で、あせって探したらhttp://tats.haun.org/im/が公式サイトということだ。
20070423(IM149):
おお!、更新されてる。

2007/07/23(月)SQL10級

んー、こういう場合どうすればいいのかな?
> select a, b, t from test01;
+------+------+------+
| a    | b    | t    |
+------+------+------+
| x    | y    |   10 |
| x    | y    |   15 |
| x    | y    |   20 |
| w    | v    |   15 |
+------+------+------+
こんな表があったときに、a,bのペアの件数を求めたい。
mysql> select a, b, t, count(*) from test01 group by a, b;
+------+------+------+----------+
| a    | b    | t    | count(*) |
+------+------+------+----------+
| w    | v    |   15 |        1 |
| x    | y    |   10 |        3 |
+------+------+------+----------+
ここまでは基本。
但し、t>13の行についてのみ、同じことをやりたい場合。
mysql> select a, b, t, count(*) from test01 group by a, b having t > 13;
Empty set (0.00 sec)
tの値が不定?なので期待した結果が得られない。

さてさてどうするか。
手っ取り早いのは、t>13で全行取り出してプログラミング言語側で処理することで、実はこれが結構現実的な気もするんだが...

2007/07/06(金)Cactiのよいとこわるいとこ

うちでもCactiつかってるけど。
監視対象は200台ぐらい?

Cactiによるサーバ稼働状況の監視と異常通知(Unoh Labs)
MRTGと比べて、Webブラウザ上から設定を行うことができる、データはMySQLに保存されるので過去の任意の時点を詳しく見ることができるなどの点で優れています。
CactiがMySQLに保存するのは監視対象のIPアドレスなどの情報で、実際のトラフィックなどの数値データはMySQLには保存されていません。
数値データの保存にrrdtoolを使っているので、一定期間を過ぎたデータの解像度は落ちます。(過去24時間は5分毎にデータを記録しているけど、それより古いのは30分毎にしか記録しない、とか)これはmrtgと同じ記録方法です。
rrdtoolなので、rrdを作るタイミング(cacti的にはtemplateを作るタイミング)で設定しておけば、どの程度データを記録しておくかの期間を変更できるというのはよい。まあ、rrdtoolを使うツール共通の話だけど。

あと、Webブラウザから設定できるのは確かに便利なんだけど、大量のサーバを管理する局面では、設定を機械生成できなかったり*1、もう一台の監視サーバ*2と共用化するのがやりにくかったりと、大規模用途では必ずしもいいことばかりではありません。


ただ、rrdtoolに与えるコマンドをWebUIから生成してくれるので、任意のタイミングのグラフを取り出せる*3というのは非常に便利。参照系のWebUIを作るのはめんどくさいんだよねー

*1 : とくにCactiは内部生成したランダムなIDを大量に使っているらしく、その辺見通し悪い

*2 : 当然監視系も冗長化、相互監視するよね

*3 : そのときに使われる数値データの解像度は当然落ちているが