2008/02/18(月)さよならピアノソナタ (杉井光/電撃文庫)
大絶賛。
以前に大絶賛した「神様のメモ帳」シリーズの作者の新シリーズです。(あっちのシリーズの続きも熱望!!!!!!!!)
それと気づかずに買ってたわけですが、数ページ読み出して「お?」と。
なんだか知らないけどこの作者の設定というのは私にストライクである。
前回はちんまい女の子でしたが今回は「父親が音楽評論家の男子高校生、本人もなんだかんだで音楽に詳しくてこっそり父親の仕事の代筆をしたりもする」って主人公に萌えました(本当)
そして「消えた天才ピアニスト、実は……」という真冬も良いね良いね。
そこに革命家の先輩(女性)があのキャラでしょ!設定だけでもうぐっとくる。
でもって今回も流れるような文章が心地よい。音楽の話だということもあるけど文章のリズムがとても心地よくて、読んでるだけで次へ次へと気持ちが進んでゆく。
ストーリーはboy meets girlsでロックって、ベタなんだけどベタだからいいんだよ!って力強く主張できそうないい話。
随所にちりばめられた音楽ネタも(実はほとんど判らないんだけど)読んでるとなんだかうきうきしてくる。
これは音楽に夢破れた(というほどの夢があったわけではないけど)自分の僻みと憧れも入ってるんだけどね。
来月続刊出ます。買え。