2007/08/05(日)神様のメモ帳 2(杉井光/電撃文庫)
そもそもわたしゃ「おっきなくまさん抱えてるちんまい女の子」が大好きだという前提条件があるのですが、そのちんまい女の子が理屈っぽくて口が悪くてハードボイルドで探偵だというなら、それはもうクリーンヒット以外の何者でもないわけです。
まあ、そんな話はおいといて。
今回も引き込まれました。鳴海の無力感というのはなんかわかる気がする。ちょっとでも役に立とうとする事が、事態をを悪い方向へ向かわせてしまうやるせなさとか。
そんな鳴海が見せるあっと驚く解決策というのが、これを読んでいる僕らにとってのカタルシスなんだなぁ。
さて、この巻の最後で彩香の意識が戻りましたが。ここは鳴海のトラウマ*1としてもっと引っ張るところかと思ったのに、割とあっさり終わらしてしまいましたね。これっきりということにならないといいんだけど。人気あるよね?このシリーズ。