2009/09/24(木)ASCII.technologies 背表紙の秘密
※追記ASCII.technologiesの背表紙には、巻数(月号)が二進数で刻まれてます。
速攻で突っ込みを頂きました。
月刊ASCII時代からの伝統だそうです。
偶然写真を掲載されている方がいらっしゃったので、リンク。
ななぼん日記略して「ななろぐ」 : さらば、ASCII
つーことで、にわか読者であることがばれてしまいました orz
トリビアでも何でもないけど。
先々月ぐらいに気づいたのかな。
緑で囲った部分。
これを指摘した人の話はまだ聞いたことがない。ちょっと嬉しい。
月号 | 二進数 |
---|---|
2009/07 | □■■■ |
2009/08 | ■□□□ |
2009/09 | ■□□■ |
2009/10 | ■□■□ |
2009/11 | ■□■■ |
ASCII.technologies(アスキー・メディアワークス)
2009/09/02(水)HDDの価格下落の傾向を調べてみたよ (2001年~2009年)
データはAKIBA PC Hotline(インプレス)を参照しています、
あくまで傾向だけです。それなりに見栄の良いグラフが必要だったので、一部恣意的にサンプルしている箇所があります。すごく気になる人は元データを当たってください。
調査範囲は2001年3月31日~2009年8月29日まで。改めて書きますが、すばらしいデータを継続的に収集しているAKIBA PC Hotlineに感謝です。
各調査日について代表的(最も経済的)と思われるHDDをサンプルして、容量と価格を記しています。経済的の指標は単純にGB単価です。
なお、2008年以前はめんどくさくなったのでサンプリング日が毎月最終週のみなってます。このあたりでこの調査のいい加減度が知れるというものです。
その辺を踏まえた上で、どうぞ。
GB単価下落の傾向
- とにかく単純下落
- たまに流通の影響?で揺り戻しがあるが、年単位の傾向では圧倒的
- 300円/GBから始まって6円/GBまでって、1/50ですよ。対数軸にすると直線になります。
最も経済的(と思われる)HDD容量とその価格
- 1台40GBから始まって、1.5TBまで来ました。2TBのHDDも出ていますが、経済性という点ではまだちょっと本流に乗れてない感じ。
- HDD1台あたりの単価がだんだん安くなりますが、ある程度底値まで到達すると高容量HDDにGB単価で追いつかれます。そこで1台あたりの値段が元に戻って繰り返し。
- 2001年~2003年あたりはでは底値10000円で反転していたのに、それ以降は底値8000円を切るまで反転しません。長期的に見ると、パーツとしてのHDDの価格下落は確実におこってます。
- 2003年~2005年に容量の伸びが停滞した時期があったようです。ここで単価が下げ止まらなかったのがその後に影響しているのでしょうか。
2009/07/15(水)Azureストレージサービスの値段をAmazon S3と比較
ってのが出ていたので、とりあえずストレージのところだけ比較してみた。
比較対象
Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)
Amazon S3 (US) | Amazon S3(EU) | Windows Azure | |
---|---|---|---|
1GB単価 | |||
~50TB | $0.15 | $0.18 | $0.15 |
50TB~100TB | $0.14 | $0.17 | ↑ |
100TB~500TB | $0.13 | $0.16 | ↑ |
500TB~ | $0.12 | $0.15 | ↑ |
データ転送 1GB単価 | |||
upload | $0.10 | $0.10 | $0.15 |
download ~10TB | $0.17 | $0.17 | $0.10 |
download ~50TB | $0.13 | $0.13 | ↑ |
download ~150TB | $0.11 | $0.11 | ↑ |
download 150TB~ | $0.10 | $0.10 | ↑ |
トランザクション (1万回あたり) | |||
PUT, COPY, POST, LIST | $0.10 | $0.12 | $0.01 |
delete | $0.00 | $0.00 | ? |
other (GET) | $0.010 | $0.012 | $0.01 |
これが業界標準価格になるのかな。
2009/06/24(水)ASCII.technologies 2009年8月号に記事を書きました
本日(6/24)発売です、買ってください :-)
ASCII.technologies2009年8月号 (記事一覧)
私個人に依頼があったわけじゃなくて、今回の特集記事の依頼が会社宛にあった物で、私を含めて3名で執筆しています。とはいえ、ASCIIの名門誌UNIX magazineとASCII Network Magazineの合併後継誌ってことで、光栄に思ってます。
光栄ついでに言えば、ASCIIは今や合併して「アスキー・メディアワークス」なわけですから、メディアワークスの雑誌に私の文章が掲載されたと言うこともできるわけです。これはこれで夢が一つ叶いました(笑)
ちなみに執筆したのは「特集2/24時間365日止まらないアベイラビリティ/データセンターの技術」という特集です。
4月からそういう所属なわけで、新しい芸風へのチャレンジとなっております。あちこちで「なんでおまえがデータセンター担当なのよ?」と不思議な顔をされているわけですが...
確かにずいぶんとやってる仕事は変わってますね。ちょっと前までPerlだPHPだPythonだとか、携帯絵文字がXHTMLがFlashがとか言ってたのに、いまや趣味以外でそんな話しませんよ。この記事でも"Byte"も"bps"も一つも出てこないという徹底ぶり(意図したわけではないですが)。最近のプライマリな単位は"KVA"*1ですよ。
まあ、そんなわけですが。最近減ってきた技術系雑誌の砦っぽいところもあるので、是非お買い求めを。
2009/06/19(金)エンジニアのためのWord再入門講座(佐藤 竜一/翔泳社)
某A「ドキュメント何で書く?」
某B「Excel方眼紙はあり得ないよね*1」
某C「じゃあ、text/plain? それかWikiにする?」
某B「一応図も入れたいし、やっぱりWordかなぁ」
某C「えー、Word持ってないよ。TeXでいいんじゃない(笑)」
某B「俺はいいけど、みんなついてこれないって(笑)」
なんて会話がミーティングでありました。*2
……で、次のミーティングで何となく印刷された資料を見てみたら本気でLaTeXっぽい。
いや、私も卒論はLaTeX2εで書いたけど、もう忘れてるし!
ということで、「Wordで書きましょう」を推進するために、慌てて本屋に走って買ってきた。
- エンジニアのためのWord再入門講座 美しくメンテナンス性の高い開発ドキュメントの作り方
- 佐藤 竜一
- 翔泳社 2008-05-22
- おすすめ平均
- アプローチは悪くない。のでもっと他社も追随すべし
- 悪いとこもあるが、おすすめです。
- 面白い。が。
- 素晴らしいtips
- 構造化文書エディタとしてのWordの可能性を説く
by G-Tools , 2009/06/19
方々で評判がよいらしい。
キャッチコピーが「サヨナラ、Excel方眼紙。」というのも心を打つ。
そしてサイズがA5(教科書サイズ)なのも良い。AB変形のサイズが大きいのって読みにくいから嫌いなんだよね。
しかし、残念な点が一つ。製本がいまいちいけてない。
私が買った個体だけかもしれないが、小口の部分の裁断が雑で、編に指に引っかかる。あと、カバーをめくると表紙の端の貼り合わせがずれてほつれてる。
装丁はペーパーバック風になっていて手触りも良いのに、仕上げがこんな感じなのが残念。紙質とかあるので難しいのかもしれないけど。