安価に入手できるデジタル電流計・電圧計モジュールPZEM-031の使い方についてメモを残す。
類似のモジュールは多数があるが、PZEM-031は以下の特徴がある。類似のモジュールは単体だと10Aまでしか測定できないものが多いが、PZEM-031は20Aまで測定できる(外部シャント抵抗不要)という点が特徴である。
- バックライト付き液晶である (バックライトのON/OFFが可能)
- 積算電力計がある
- モジュール単体で直流20Aまで測定できる
- 電圧上限・電圧加減警告機能がある
外観
仕様
かなり高電圧・大電流に耐えられることになっているが、発熱などの諸条件は未確認。
- 電圧
- DC 6.5V-100V
- 電流
- DC 0A-20A
- 電力
- DC 0W-2kW
- 積算電力
- DC 0Wh-9999kWh
- サイズ
- 90mm*50mm*2.45mm
操作
電源を繋いだ状態で画面横のボタンを押すことで操作する。短押し・長押し・放置の組み合わせ。
バックライトON/OFF
- ボタンを短く押すとON/OFFが切り替わる
- ON/OFFの状態は電源が喪われた後も記憶している
積算電力のリセット
- ボタンを長押しする。表示が「SET」になるが、引き続き長押ししていると表示が「CLr」になる。ボタンを離す。
- このタイミングでボタンを短押しすると積算電力がリセットされる
- 5秒間放置すると積算電力をリセットせずに初期状態に戻る
- 積算電力は電源が喪われた後も記憶している
電圧上限・下限閾値の設定
- ボタンを長押しする。表示が「SET」になる。ボタンを離す。
- 上段左側が電圧上限値、右側が電圧下限値を示している。
- 3秒ごとに点滅する数字が移動する。ボタンを短押しするとその桁が1増加する。これを繰り返して上限値・下限値を設定する
- 上限値・下限値の設定ができたら、ボタンを長押しする。表示が「PASS」になる。ボタンを放すと上限値・下限値が記憶される
- 上限値・下限値は電源が喪われた後も記憶している
- 上限値・下限値を超えた場合の挙動は未確認