事情があってVAIO XでOffice2013を使おうとしたら、インストールしたままでは使い物になりませんでした。後日また踏みそうなので、対処方法をメモしておきます。
症状
この件はMicrosoftのKBにも記されています。
- Office 2013 クライアント アプリケーションのパフォーマンスと表示の問題 (Microsoft KB)
VAIO Xが、というより、おそらくグラフィックアクセラレータの非互換性です。VAIO XはUS15Wチップセット内蔵のIntel GMA500が使われています。同世代のIntelグラフィックアクセラレータなら似たような挙動になるでしょう。対策はKBにあるとおり、Officeの設定から「ハードウェアのグラフィック アクセラレータを無効にする」を指定することです。たしかにこれで問題は回避できるのですが、残念ながら現実的ではありません。なぜなら、画面が乱れるというのが
こんな有様なので、設定を開くことすらままならないためです。
対策
仕方がないのでレジストリエディタで設定を変更します。
対象のキーは\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office15.0\Common\Graphics
のDisableHardwareAcceleration
です。値を1
にすると、前述のオプションをチェックしたことになります。初期状態ではキーがないので、追加しましょう。
Officeは終了した状態で作業しましょう。レジストリエディタなのでAdministrator権限が必要です。当然ですけど私は保証はしませんので、各自の責任でよろしく。